結論:どちらを選ぶか
数値の上ではRF85mm F1.4 L VCMが優勢です。RF85mm F1.2 L USMを選ぶ理由は、価格の差と入手のしやすさになります。
RF85mm F1.4 L VCM が有利な点
- 軽い(636g/1195g、差は559g)
- 絞り羽根が多い(11枚/9枚)
- フィルター径が小さい(67mm/82mm)。フィルター代を抑えやすい
RF85mm F1.2 L USM が有利な点
- 数値の上で目立つ差はありません。
それぞれの特徴
RF85mm F1.4 L VCM
CanonのRFマウント用85mm単焦点レンズです。開放F値はF1.4、最短撮影距離は0.75m。全長約99.3mm、質量約636gです。
同じ85mmでも、こちらは小型軽量と動画を意識した「RF F1.4 L VCM」シリーズの一本です。CanonはF1.4の大きなボケ、EF85mm F1.4L IS USMを超える画面全域の画質、静かなVCM(ボイスコイルモーター)によるフォーカス性能を挙げています。シリーズで外径やフィルター径をそろえ、動画でのレンズ交換をしやすくしている点も特長としています。
- 開放F1.4は、フルサイズの標準単焦点の中では明るいほう。
- 望遠端85mmは、フルサイズの標準単焦点の中では長いほう。
- 最大撮影倍率0.12倍は、フルサイズの標準単焦点の中では小さめ。
RF85mm F1.2 L USM
CanonのRFマウント用85mm単焦点レンズです。開放F値はF1.2、最短撮影距離は0.85m。全長約117.3mm、質量約1195gです。
ポートレート向けの大口径単焦点です。Canonは、F1.2の開放から画面全域で解像とコントラストを出せること、ピントの芯を残したまま大きくぼかせることを挙げています。青色の光の進路を制御して色収差を抑えるBRレンズと、研削非球面レンズを採用。AFはリングUSMです。
- 開放F1.2は、フルサイズの標準単焦点の中では明るいほう。
- 望遠端85mmは、フルサイズの標準単焦点の中では長いほう。
- 質量1195gは、フルサイズの標準単焦点の中では重いほう。
- 最大撮影倍率0.12倍は、フルサイズの標準単焦点の中では小さめ。
2つ目の段落は、メーカーが公式サイトで挙げている特長を当サイトが読んで要約したものです(引用ではありません)。箇条書きは、メーカーが公表している仕様の数値を、当サイトが収録している同じクラスの製品と比べたものです。
外観とサイズ
| RF85mm F1.4 L VCM | RF85mm F1.2 L USM | |
|---|---|---|
| フィルター径 | 67mm | 82mm |
| 最大径 | 76.5mm ✓ | 103.2mm |
| 全長 | 99.3mm ✓ | 117.3mm |
| 質量 | 636g ✓ | 1195g |
RF85mm F1.4 L VCMのほうが559g軽く。フィルター径が違うので、フィルターは使い回せません(67mm/82mm)。
性能
| RF85mm F1.4 L VCM | RF85mm F1.2 L USM | |
|---|---|---|
| 種類 | 単焦点 | 単焦点 |
| 対応フォーマット | フルサイズ | フルサイズ |
| 焦点距離(広角端) | 85mm | 85mm |
| 焦点距離(望遠端) | 85mm | 85mm |
| 開放F値(広角端) | F1.4 | F1.2 ✓ |
| 開放F値(望遠端) | F1.4 | F1.2 ✓ |
| 最小絞り | F16 | F16 |
| レンズ構成(枚) | 14枚 | 13枚 |
| レンズ構成(群) | 10群 | 9群 |
| 絞り羽根 | 11枚 ✓ | 9枚 |
| 最短撮影距離 | 0.75m ✓ | 0.85m |
| 最大撮影倍率 | 0.12倍 | 0.12倍 |
ここで比べているのは、メーカーが公表している数値だけです。写りや操作感、レンズの選択肢、値段の動きは含みません。決めきれないときは、店頭で実機を握ってみてください。持ったときの感触とメニューの相性は、数値に出ません。
発売日と出典
- RF85mm F1.4 L VCM:2025年9月27日発売/Canon公式の製品情報(2026-09-20 確認)/特長のページ(2026-09-20 確認)
- RF85mm F1.2 L USM:2019年6月発売/Canon公式の製品情報(2026-09-20 確認)/特長のページ(2026-09-20 確認)