結論:どちらを選ぶか
風景や物撮りで細部まで残したい、充電できない場所で一日撮るならX-S20、スポーツ・鉄道・飛行機・野鳥など動くものを撮る、室内や夜の撮影が多いならZ50IIという分かれ方になります。
X-S20 が有利な点
- 画素数が多い(2610万画素/2088万画素)。大きく伸ばす、あとから切り出す余地がある
- 1回の充電で撮れる枚数が多い(800枚/250枚)
- より速いシャッターが切れる(1/32000秒/1/4000秒)。明るいレンズを開放で使いやすい
- 動画の記録サイズが大きい(6240×4160/3840×2160)
- ボディが小さい(127.7×85.1×65.4mm/127×96.8×66.5mm)
- 背面モニターが高精細(184万ドット/104万ドット)
Z50II が有利な点
- メカシャッターの連写が速い(11コマ/秒/8コマ/秒)
- 常用ISOの上限が高い(ISO51200/ISO12800)
- ファインダーが大きく見える(1.02倍/0.62倍)
それぞれの特徴
X-S20
FUJIFILMのAPS-Cカメラ(Xマウント)です。有効画素数は約2610万画素、連写は最高30コマ/秒、ボディ内手ブレ補正は7段、動画は6240×4160まで記録できます。質量は約491gです。
小さいボディに一通りを詰めた機種です。FUJIFILMは、握りやすい大型グリップ、5軸・最大7.0段のボディ内手ブレ補正、大容量バッテリーNP-W235を挙げていて、撮影可能枚数はX-S10の2倍以上(エコノミーモードで800枚)としています。AFはX-H2Sで新しくした予測アルゴリズムを載せ、AUTOモードでは被写体の種類を自動で判別します。
- 1回の充電で800枚。APS-Cのカメラの中では持つほう。
- RAWで88枚続けて撮れる。APS-Cのカメラの中では多い部類。
- 連写は最高30コマ/秒で、APS-Cのカメラの中では速い部類。
- ファインダーは236万ドットで、APS-Cのカメラの中では標準的。
Z50II
NikonのAPS-Cカメラ(Zマウント)です。有効画素数は約2088万画素、連写は最高11コマ/秒、動画は3840×2160まで記録できます。質量は約550gです。
APS-Cの入門機ですが、画像処理エンジンは上位と同じEXPEED 7です。Nikonの説明はまず色づくりで、ボタンひとつで呼び出せる「イメージングレシピ」とピクチャーコントロールを使い、撮ったそのままで自分好みの色に仕上げられる点を挙げています。日常や家族の記録を想定した位置づけです。
- 画素数は2088万画素で、APS-Cのカメラの中では少なめ。
- 1回の充電で250枚。APS-Cのカメラの中では短め。
- 連写は最高11コマ/秒で、APS-Cのカメラの中では控えめ。
- ファインダーは236万ドットで、APS-Cのカメラの中では標準的。
2つ目の段落は、メーカーが公式サイトで挙げている特長を当サイトが読んで要約したものです(引用ではありません)。箇条書きは、メーカーが公表している仕様の数値を、当サイトが収録している同じクラスの製品と比べたものです。
外観とサイズ
| X-S20 | Z50II | |
|---|---|---|
| ファインダー解像度 | 236万ドット | 236万ドット |
| ファインダー倍率 | 0.62倍 | 1.02倍 ✓ |
| 背面モニター | 3.0型バリアングル式タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター | バリアングル式8cm/3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル) |
| モニター解像度 | 184万ドット ✓ | 104万ドット |
| 記録メディア | SD/SDHC/SDXC (UHS-II対応) | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード(SDHCメモリーカ… |
| 撮影可能枚数 | 800枚 ✓ | 250枚 |
| 幅 | 127.7mm | 127mm |
| 高さ | 85.1mm ✓ | 96.8mm |
| 奥行き | 65.4mm | 66.5mm |
| 質量(バッテリー・カード込み) | 491g ✓ | 550g |
X-S20のほうが59g軽く、外形寸法も最大11.7mm違います。
性能
| X-S20 | Z50II | |
|---|---|---|
| センサーサイズ | APS-C | APS-C |
| センサー寸法 | 23.5×15.6mm | 23.5×15.7mm |
| センサー形式 | X-Trans CMOS 4 | CMOSセンサー |
| 有効画素数 | 2610万画素 ✓ | 2088万画素 |
| ボディ内手ブレ補正 | 7段 | — |
| 常用ISO感度 | ISO 160 - 12800 | ISO 100 - 51200 |
| 拡張ISO感度 | ISO 80 - 51200 | ISO 100 - 204800 |
| AF方式 | インテリジェントハイブリッドAF | ハイブリッドAF(位相差AF/コントラストAF) |
| 測距エリア分割数 | 117分割 | — |
| フォーカスポイント数 | — | 209点 |
| 低輝度限界 | — | -9EV |
| 連写(メカシャッター) | 8コマ/秒 | 11コマ/秒 ✓ |
| 連写(電子シャッター) | 30コマ/秒 | — |
| 連続撮影可能枚数(RAW)※測り方が違うため優劣なし | 88枚 | — |
| 最高シャッター速度 | 1/32000秒 | 1/4000秒 |
| 最高記録画質 | 6240×4160 | 3840×2160 |
| 記録色深度 | — | 10bit |
ここで比べているのは、メーカーが公表している数値だけです。写りや操作感、レンズの選択肢、値段の動きは含みません。決めきれないときは、店頭で実機を握ってみてください。持ったときの感触とメニューの相性は、数値に出ません。
発売日と出典
- X-S20:2023年6月29日発売/FUJIFILM公式の製品情報(2026-09-20 確認)/特長のページ(2026-09-20 確認)
- Z50II:2024年12月13日発売/Nikon公式の製品情報(2026-09-20 確認)/特長のページ(2026-09-20 確認)